4月22日 日曜日 晴
朝英語の復習をして、町のてんやに行かうと思って、途中でてんやに会って行かづにすんだ。
八幡屋重保君の店で遊んだ。
午後英語の練習を修て、又裏の方を片付けた。夜英習字をする。
八幡屋の所に湯をはいりに行く。
西野君の所に行く。
今日は蒸し暑かった。
4月23日 月曜日 晴
朝 英習字をして、昨日青木さんにたのまれた手紙を宍戸の小山銀行に持っていった。
学校出てから宍戸に行ったのは今日初めてだ。
帰りに〇〇浦校長先生に会った。加藤先生に(〇三の時の受持先生)に会ヲうと思って、加藤先生のことをよんだが、なかなかくる様子がないし時間がないので会わないでしまった。
十一時半の汽車で帰る。自転車で自転車店になをしに行く、又自転車で振替をだしに行く。
裏で宗ちゃんと槍投をする。算術をする。
掃除をやっていたら大森さんが「どうした」と云って自転車に乗って行った。
算術の講義をする。
4月24日 火曜日 晴曇
朝から裏の垣根をこしならいた(作った)前に、算術をやる。歴史の講義を半分ほど読む。
午後歴史の講義を読み終わる。
田中陶器会社の事業をしてイル所にトロッコが〇った。湯場の台をこしらった(作った)
夕方雨が降ってきたが少しですぐやんだ。
歴史の復修をする。
4月25日 水曜日
今日は消防の出初なのだが、雨が朝から降っていたので、出動はできなかった。
地理の講義を読む。
巻物を寫生(写生)する。
午後なにもしないで遊んでしまった。
八幡に遊んで居ると、来栖の方の人が買物にきたので、いかにもの姿がきにいったので、家に帰って、星人と云う題で詩を作ったのだが、善くつくれなかった。
星野君にやった作よりも、はるかにおちて居た。
今日は寒かった。
地理復習をする。
4月26日 木曜日 晴
朝消防の大会があるので、半鐘がなって居た。
家の側は壁の所を柄をぶつけた。
田村君の所に端書をだした。
何の講義も読まなかった。
午後暑くなり、今日みたいに暑いのは今までになかった。
四時頃消防手たちが帰ってきた。
七時三、四十分 怪しい男が下市毛の消防手四、五人でつかまえた。
そして警察の方につれていかれた。
その男は「懐にカンナクズなどを持って居るそうだ」
八幡屋で重保君に「八日火事 トナリの湯場が詳しいと云うって居るそうだ」
「なんでもすぐに、けっして煙をすぐはづしたそうだ」
人力車の留さんが云ったそうで、実際火事の時は煙突がなかった。
4月27日 金曜日 晴
裏で車をこしらいたが、車の輪が悪い為に壊れてしまった。
郡司君がきた。
作文の講義の練習をする。
今日午後、暑かった。湯を汲んでから八幡屋で、桐をこぎって(小さく切る)やった。
「常陽の記者」みたいな人がきて、火元はわかりませんか、ってききに来た」
そして、種々の世辞があって腸なっかだの、新堀の保険が詳しいなんて云って云って帰った。
湯はいってから七時頃大森さんとおこまさんが話をして居た。
なんの話だ。
小さな聲(声)なので聞こえなかった。
なんで掲載の人は、おこまさんの家にばかりくるのだろう。
4月28日 土曜日 晴
テーブルを一脚こしらいた〇〇〇製品た。
石岡の人と本戸人、片庭人が集まって話をして居た。
磯さんの家の仕事場に木をもらいに行った。
講義録がきて居た。
八幡屋に湯はいりに行く。英語の練習をする。
今も銚子屋に大内巡査が行った。なぜ銚子屋ばかりに行くのだろう。
4月29日 日曜日 曇風
修身を読み国語を読む。
午後、裏の田甫(田んぼ)で漢文の講義と作文、習字の講義を読む。
堀川の小僧に八日の火事の夜、銚子屋の湯場の壁留から火がたくさんでた、と云う事がだが、ほんとうならばおかしいぞ。なんだか湯はたてない様だ。〇を火事の時、煙留を取ったのは不可思議だ。
明日は天気が善ければ大掃除。雨が降れば学校にオルガン引きに行くかな。
漢文の講義を読む。
今日は風は吹いても家に居る。
汗が流れるように暑かった。
4月30日 月曜日 晴
朝起きると雨が降ったらうと思ったら大変なもやで、一寸先も見えない様だ。
そのうち太陽がでたので、大掃除が始まった。
だんだん時間が夏にしたがって、あつくなるは、なるは。
お書〇半分ほどしたので、川に水泳に行った。
かへってきて、裏に板堀をこしらいた。
但し、もう漢文の復習、英語の読む。今は暑いは、暑いは。
八十六度まで上がった。
田村茂君の所から手紙がきた。
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